べべ (大阪の方言)
びり。 競争してもいつもべべばっかしや(競争してもいつもびりばかりだ)
ぺそらぺそら (宮城の方言)
粘り気のないこと。 この餡子、ぺそらぺそらしてうまぐがえん(この餡子は粘り気がなくておいしくないね)
ほいない (和歌山の方言)
つらい。残念だ。 ないよになったちゅー話やして、ほんとにほいないこっちゃのー(亡くなったという話だけど、本当に残念なことだねえ)
ほがね (宮崎の方言)
頼りない。しっかりしていない。 ほがねもんじゃ、しっかいせんといかんが(頼りないな、しっかりしなさい)
ほげる・ほがす (長崎の方言)
穴があく〈自動詞〉。穴をあける〈他動詞〉。 耳んすばほがしてよーっときーとかんね(耳の穴を開けてよく聞いておきなさい)
ほじねぁ (秋田の方言)
正気でない。ぼけている。 ほじねぁして、めんぼぐねぁがったんしな(ぼんやりして、申し訳なかったですね)「ほじなし」は「分別のない者」「馬鹿者」の意。
ほたくる (高知の方言)
ほったらかしにする。 ぎっちりさいそくしてきたけんどほたくっちょいた(しょっちゅう催促してきたけれどほうっておいた)
ほっけぁ (岩手の方言)
ほお(頰)。 このわらし、あげほっけぁしてるな(この子は、赤いほっぺたをしているねえ)
ほでくてねぁ (岩手の方言)
雑然として混乱している。 おめぁのしゃべるごど、はっぱりほでくてねぁ(お前の言うことはごちゃごちゃしていて、訳が分からない)
ほとばかす (岐阜の方言)
水に浸す。 ちょぼっと、ほとばきゃーておきゃ、やーこなるじゃろ(少し水に浸しておけば、軟らかくなるでしょう)