たなる (和歌山の方言)
熟す。 この柿、ほんまにたなってあるのー(この柿は本当に熟しているねえ)
たばう (兵庫の方言)
貯める。 あの人はたばいがええ(あの人は貯えがよい人だ)但馬では「たばる」とも。
たばける (広島の方言)
驚く。びっくりする。 やーれ、昨日の地震にゃー、たばけたでよ(やあ、昨日の地震には驚いたよ)
たばこする (島根の方言)
休憩する。休息する。 くたーべたけん、たばこしょー(疲れたから休憩しよう)
たばる (三重の方言)
お供え物を下げる。 あれひとつたばっといで(あのお供えを一つ頂いておいで)「賜る」から。南勢・志摩では「ならう」とも。
たばる (奈良の方言)
神仏の前から供物を下げて戴くこと。 仏さんの団子たばってきてよばれようか(仏壇に供えてある団子を下げてきて、食べようか)
たびょー (岡山の方言)
食べるだろう。 こけー置いとったら、帰ってきて食びょー(ここへ置いておけば、帰ってきて食べるだろう)
たぼこ (埼玉の方言)
煙草(たばこ)。 ちょっくらたぼこ買ってくる(ちょっとたばこを買ってくる)
たまか (東京の方言)
倹約すること。質素。けち。 そこの奥さんが大変たまかな人で
たまか (群馬の方言)
倹約。物を粗末にせず慎ましいこと。 男のかぜぎより女のたまかだ(男の稼ぎより女の慎ましい生活ぶりの方が上だ)