つりたりつりたり (岩手の方言)
少しずつ継続的に。 つりたりつりたりくってばりいで、さっぱどかしぇがねで(ひっきりなしに食べてばかりで、ちっとも働かない)
つる (三重の方言)
二人で物を持ち上げて運ぶ。 おーい、つくえつってくれー(おおい、机をいっしょに運んでくれ)
つるつるいっぱい (福井の方言)
溢れるほどいっぱい。 ほんねつるつるいっぱい入れたら、こぼれてまうゲの(そんなに一杯一杯に入れたら、こぼれてしまうよ)
〜つろ (愛媛の方言)
〜ただろう。 せーとりに、うみいいっつろー(カメノテを採りに海へ行っただろう)
つろくする (京都の方言)
調和がとれる。 あの着物にこの帯つろくするやろか(あの着物にこの帯がよくあっているだろうか)家格の比較によく用いる。
〜つろー (和歌山の方言)
〜ただろう。 きんのー、おまい、映画みにいっつろー(昨日お前は映画を見に行っただろう)
〜つろー・づろー (高知の方言)
「〜しただろう」の古い言い方。 きにょーわ高岡あたりまでいっつろー(昨日は高岡〈現土佐市〉あたりまで行っただろう)三合ばーは飲んづろー(三合ほどは飲んだだろう)「づろー」はナ行・バ行・マ行の動詞の撥音…
つんつん (福井の方言)
鉛筆の芯の先などが鋭く尖った様子。 明日試験やで、鉛筆つんつんにけずっとけや(明日は試験だから、鉛筆の芯を鋭く尖った状態に削っておけよ)
つんのむ (長崎の方言)
連れ立っていく。 今度の旅行には、みんなつんぬじ行きまっしょでー(今度の旅行には、皆連れ立っていきましょうよ)「つんのーで」「つんのーて」とも。式見では「つんぬじ」。
つ・つーくれ (長崎の方言)
かさぶた。かす。 つーくれしか残っとらんやった(かすしか残っていなかった)