にくじ (熊本の方言)
わざと。故意に。 にくじたまがらしゅーて思たっだろ(わざとびっくりさせようと思ったんだろう)
にくそい (大阪の方言)
憎らしい。 にくそいことばっかしゆーたらあかな(憎たらしいことばかり言ってはだめよ)
にげる (島根の方言)
去る。転居する。 あのさんは、はやことにげなったけん(あの人はとっくに転居されましたよ)
にこ (奈良の方言)
道から立つ白い土埃。 農道を舗装してくれはったさかいに雨がふらんでもにこがたたんな(農道を舗装してくれたので雨が降らなくても白い土埃が立たないね)
にごじゅー (大分の方言)
お手上げ。降参。敗北。 きのーん運動会のリレーは、白は赤ににごじゅーじゃった(きのうの運動会のリレーは、白組は赤組に完敗だった)
にはち (滋賀の方言)
おおよそ。 何やっても、にゴはちで、お粗末なことやんけ(何をやっても不徹底で、お粗末なことよね)
にしくりつける (鳥取の方言)
塗りつける。なすりつける。 ほせーこらが、体につつをにしくりつけてあそんでた(子どもたちが、体に泥をなすりつけて遊んでいた)
にしゃ (福島の方言)
おまえ。 にしゃも食え(おまえも食べろ)会津では「にす」「にし」とも。
にしら (埼玉の方言)
おまえ。おまえら。 にしら、わりーことするときかねーど(おまえら、悪いことすると容赦しないぞ)
にせ (鹿児島の方言)
青年。 さっき、にせんしがたんねっきちょいもしたど(さっき、青年たちが訪ねてきていましたよ)男性のみをさす。