ひとすばえする (大分の方言)
〈子どもが〉来客などに興奮してまつわりつくこと。 こら!お客さんにひとすばえすんな!(これ!お客さんにまつわりついたらいけないよ)「人見知り」の反対。
ひとっきり (神奈川の方言)
少しの間。 ひとっきり、休むべーよ(少しの間、休もうよ)
ひとっきり (長野の方言)
少しの時間。 ひとっきり、寝ておきろ(少しの時間、寝ろ)
ひとづに (秋田の方言)
一緒に。 ひとづにあべ(一緒に行こう)「ふとづに」とも。
ひとまめ (茨城の方言)
人見知り。 あのこども、ひとまめしてべそかえでるわ(あの子どもは人見知りをして泣いているよ)
ひどい (石川の方言)
つらい。苦しい。 あんたの食べ方、見とったら、ひどーなってきた(お前の食べ方を見ていたら、つらくなってきた)
ひどい(1) (滋賀の方言)
むごい。あきれる意。 かわいそーに。よーも、ひどいことするもんや(可愛いそうに。よくも、むごいことをするものだ)
ひどい(2) (滋賀の方言)
すばらしい。ほめる意。 あんな、おぼたいもん持たーる。ひどい人や(あのような重い物を持ちなさる。すばらしい力持ちだ)
ひどい (徳島の方言)
すごい。えらい。 あんなこまい子が一人で大阪まで行ったんでよ。ひどいなあ(あんなに小さい子が一人で大阪に行ったんだよ。すごいなあ)程度が甚だしい場合に良い意味でも用いられる。
ひどろい (岐阜の方言)
眩しい。 夏はおてんとさまの光がひどろい(夏は太陽の光が眩しい)西美濃北・飛驒南・飛驒北部では「ままこい」とも。