あいべ (三重の方言)
歩け。行け。 いっしょにあいべ。えーなんかれー(いっしょに行こう。いいじゃないかい)
あげん (三重の方言)
あのように。 あげんおそろしーもんかいなー(あのように恐ろしいものかなあ)「こげん(このように)」「そげん(そのように)」も。
あこわー (三重の方言)
あれまあ。 あこわー、ひまずえしてつくんなさんのやでなー(あれまあ、手間暇かけて作りなさるのですからねえ)「あれこわい」「あれこー」とも。
〜あす (三重の方言)
〜です。 きょうはまたえらいさぶあすなー(今日はまたひどく寒いですね)形容詞および形容詞型活用の語の語幹について丁寧の意を添える。
あたりがほー (三重の方言)
くじびきで決めること。 あたりがほーでよろしあすで(くじびきで決めてよろしいですから)「当たり果報」の意。
いこら (三重の方言)
行こうよ。 えーいこら、いこら(家へ行こう、行こう)「いこらい」「いこれ」とも。「いこ」だけでも勧誘になるが、「ら」や「れ」がついて誘いの表現に決まる。
いぬる (三重の方言)
行く。帰る。 いぬるつもりでゆーたんや(帰るつもりで言ったんだ)
おいそれと (三重の方言)
すぐ簡単に。 あいてがあいてや。おいそれといくもんか(相手が相手だ。すぐ簡単にいきゃしないよ)掛け声を副詞に造語している。
おむし (三重の方言)
お味噌。 このおむしゃじょーとだす(このお味噌は上等です)「醬油」を「おしたじ」と言う。
おもーさま (三重の方言)
たくさん。存分に。 かつおのなぶらがおもーさまおって(カツオの群れがたくさんいて)