いらち (京都の方言)
せかせかして落ち着きのない人。せっかちな人。 あの人いらちやし、待たせたらあかんで(あの人はせっかちだから、待たせてはいけないよ)
いらやき (京都の方言)
生焼け。 この魚いらやきや(この魚、生焼けだ)十分に焼けていないこと。
うち (京都の方言)
私。 うっとこ(うちとこ)おいないな(私の家においでよ)女性が子どもの頃から用いる。男の子は「わし」「ぼく」「おれ」などと言う。
〜え (京都の方言)
〜よ。軽く念を押す。 さっき帰らはったえ(先ほどお帰りになったよ)主に女性が用いる。
えずく (京都の方言)
吐き気をもよおす。嘔吐する。吐く。 食べすぎでえずいてしもたわ(食べすぎで吐いてしまったよ)
えらい (京都の方言)
ずいぶん。大層。 あんた今日はえらい親切どすな(あなた今日はずいぶん親切ですね)
えんばんと (京都の方言)
あいにく。折り悪しく。 えんばんとそのひぃはぐつわるおす(あいにくその日は都合が悪いです)
おあげさん (京都の方言)
油揚げ。 おあげさんとなっぱとたいたらおいしおす(油揚げと葉野菜と煮たらおいしいです)「あげおかべ」「おいなりさん」とも。
おいいる (京都の方言)
おっしゃる。 そうおいいるさかい(そう言われるから)「言う」の軽い敬意をもった尊敬語。
おくどさん (京都の方言)
かまど。 おくどさんで、にたきします(かまどの火で煮炊きします)かまどの神様「くど神」は平野神社に祀られている。