がばい (佐賀の方言)
ものすごく。 さかなつりよったぎ、がばいふとかとのつれたくさい(魚を釣っていたら、ものすごく大きいのが釣れたよ)
がまだす (佐賀の方言)
精出して働く。 むかしんこどま、ちんかもんもがまだしよりましたばな(昔の子どもは年少者も懸命に働いていましたよ)
きたんぼらつか (佐賀の方言)
汚い。 おいの飴がたにゃひゃーのちいた。きたんぼらつかー(俺の飴には蠅がとまったから、汚い!)
きゃーふかぶい (佐賀の方言)
引っ込み思案。意気地なし。 嫁くさんの尻にしかれとんさったい。きゃーふかぶいばい(お嫁さんの尻にしかれておいでだよ。意気地なしだよ)
〜ぎ (佐賀の方言)
〜ならば。〜たら。 こっかいみよっぎー、おんちゃんのきんさっとのみゆっばい(ここから見ていると、おじさんが来ておられるのが見えるよ)
ぎゃーけ (佐賀の方言)
風邪。 がばい寒かぎー、ぎゃーけばせんごとしときんしゃい(とても寒いから、風邪をひかないようにしておきなさい)「咳気」。
ぐぜっ (佐賀の方言)
〈子どもが〉むずがる。 くーぐぜっよっごたっばってん、こん子わ腹のしーっとっとやなかね(ひどくむずがっているようだけど、この子はお腹がへっているのではないかい)
こざにっか (佐賀の方言)
小面憎い。 こまかくせ屁理屈どんばっかりゆーち、ほんなこてこざにっか(年少のくせに屁理屈ばかり言って、本当に小面憎い)
ごちゃー (佐賀の方言)
背中。 ごちゃのじかーじかしてかいかー。搔いてくいろ(背中がじかじかして痒い。搔いてくれ)語源は「五体」。
ごっくーさん (佐賀の方言)
神仏に供える飯。 水あび行くときゃ、ごっくーさんくーて、手にゃ唾つけち行かんかい(水泳に行くときは、お供えの飯を食べて手に唾をつけていきなさい)「御供」。