あかる (福井の方言)
中身がひっくり返って出る。 ゆれて、なかみぁあかってもた(揺れて中身がひっくり返って出てしまった)
いら (長崎の方言)
お盆すぎの海で人の皮膚をさすクラゲ。 いらの出るけん、盆すぎにゃ泳がんとよ(クラゲが出るから、お盆過ぎには泳がないのよ)
えすか (熊本の方言)
こわい。恐ろしい。 あすこん竹やぶは幽霊のずるげなけん、えすかばい(あそこの竹やぶは幽霊が出るそうだから、こわいよ)北部では「えずか」とも。
かっちゃ (山形の方言)
さかさま。 着物かっちゃえきて、そどさでっどわらわえっじぇ(着物を裏返しに着て外に出ると笑われるよ)
がっそー (岡山の方言)
髪がぼさぼさであるさま。 あたまーがっそーにして、そてー出な(髪の毛がぼさぼさのまま、外へ出るな)さらにひどい状態を「大がっそー」とも。
ごんごんちー (山口の方言)
妖怪。幽霊。 ゆうこときかんと、ごんごんちーがでるよ(言うことを聞かないとお化けが出るよ)幼児語。
しょし(1) (秋田の方言)
恥ずかしい。 ひとめぁさ出るのだばしょしなー(人前に出るのは恥ずかしいなー)
ではる (岩手の方言)
出る。 おまずりのだし、そどさではってみろ(お祭りの山車を外に出て見なさい)
ひっとずる (長崎の方言)
ちょっと出る。 頭のひっとでとる(頭がちょっと出ている)「ひっ」「ひん」は、「少し」「つい」など空間・時間的に小の程度を付加する接頭辞。
へーび (埼玉の方言)
蛇。 あそこはへーびが出るからおっかねーど(あそこは蛇が出るから恐ろしいぞ)