せつない (山梨の方言)
苦しい。 咳ん出てせつなくってね(咳が出て苦しくてね)身体的な苦痛に使われる。「せつねー」とも。
せづなえ(2) (茨城の方言)
悲しい。 息子らでぎガわるくてせづなえ(息子たちの出来が悪くて悲しい)
せんぐり (奈良の方言)
次々に。 秋祭りのだんじりはせんぐり出てくるなあ(秋祭りのだんじりは次々に出てくるねえ)
そらーつかう (静岡の方言)
とぼける。知らないふりをする。 そらーつかったって顔に出てるぞ(とぼけたって顔に出ているぞ)
そーそーする (山口の方言)
あちこち出歩く。 そーそーしんないや(出歩くなよ)
たっか (神奈川の方言)
入道雲。 あっちょー、見てみろやー。たっかガ立ってんよー(あちらを見てみろよ。入道雲が出ているよ)
たてる (徳島の方言)
閉める。 戸をたてて出ていてよ(戸を閉めて出て行ってよ)
たまがる (佐賀の方言)
驚く。 そん話ばきーち、たまがってこそらっとにげだしたげな(その話を聞いて、驚いてこっそり逃げ出したそうだ)
たましぽろぎ (秋田の方言)
失神するほど驚くこと。 草むらがら蛇出はってきて、たましぽろぎした(草むらから蛇が出てきて、びっくり仰天した)「魂ほろく」は「失神する」。「ほろく」は「ぶるぶると振るい落とす」「すっかり失う」の意。
だいろ(ー) (新潟の方言)
かたつむり。 だいろーやだいろー、つの出せだいろう〔岩室甚句〕(だいろうやだいろう、角出せだいろう)下越では「かたつむり」。