〜い (大分の方言)
〜が。主語を表す。 あめい、ふりでーた(雨が、降りだした)全国的に見ても非常に珍しい助詞。県北では「ぐ助詞」が使われる。
いっすんずり (大分の方言)
車のひどい渋滞。 別大国道は、いっつもいっすんずりじゃ(〈別府と大分を結ぶ〉別大国道はいつも大渋滞だ)「一寸ずつズル」の意。
うちなーゆー (沖縄の方言)
琉球処分〈明治一二年〉前の琉球国王が治めていた時代。 うちなーゆーや まし やたん(琉球国時代は良かった)やまとぅゆー日本の統治した時代、あめりかゆー米国の統治した時代などに対する。
きぴちょ (宮城の方言)
急須。 ほのきぴちょ、こっちさ回してけさえ(その急須をこちらによこしてください)中国から伝わったお燗の道具「急焼(きひしゃお)」から。「きびちょ」とも。
〜きー (大分の方言)
〜だから。 雨が降るきー、行かん(雨が降るから、行かない)都市部や若者は「けん」、国東半島東部では「ほで」、日田では「なき」。
くにしゅー 【国衆】 (北海道の方言)
本州などからの移住の同郷人。 ここは阿波のくにしゅうばっかりだ(ここに住んでいるのは阿波の国衆ばかりだ)「南部衆」「越後衆」などとも言った。
〜こーじ (山梨の方言)
学校の〜時間目。 いちこーじは国語、にこーじは算数、さんこーじは社会です(一時間目は国語、二時間目は算数、三時間目は社会です)漢字は「校時」をあてる。
しらった (高知の方言)
白紙。未使用の紙。 全国のアンケートながやきしらったでかえすわけにいかん(全国のアンケートだから白紙で返すわけにはいかない)
ちゃう (大阪の方言)
違う。 「チャウチャウ、ちゃう」(チャウチャウ〈中国犬〉と違うの)「ちゃうちゃう」(違う、違う)
とんすい (長崎の方言)
陶製の匙。 とんすいばやらんね(陶製の匙を取っておくれよ)中国語「湯匙」に由来。