さきり (北海道の方言)
組み合わせた丸太。 にしん場ではさきりいっぺ使ったもんだわ(にしん場ではさきりをたくさん使ったものだよ)魚を干すために使う。
せき(1) (群馬の方言)
席。場所。 子どもの遊ぶせきー作ってやるべー(子どもが遊ぶ場所を作ってやろう)
そびく (長崎の方言)
引っ張る。 そびーたら破るっよー(引っ張ったら破れるよ)長いものを地面につけてそのままの状態で引きずる場合は「ぞろびく」。
ため (奈良の方言)
贈答品の返礼。 結婚祝いのためは一割が相場や(結婚祝いの返礼は一割が相場だ)
とぜなか (福岡の方言)
退屈だ。寂しい。 ひとりでとぜなかなー(一人でさびしいなあ)話し相手がいない場合など。「とぜんなか」とも。東部では「とぜんない」。
はんざいこ (奈良の方言)
隙間。 あおんじょ、家と風呂場のはんざいこへ入りよったわ(青大将が、家と風呂場の隙間へ入って行った)
ばった (静岡の方言)
〈場所を〉確保した。押さえた。 この席ばった(この席押さえた)いーとこばっといていてくりょー(いい場所を取っておいてくれ)
ばば (鹿児島の方言)
通り。 たかんばば(高見馬場〈地名〉)いないばば(稲荷馬場〈地名〉)せんごっばば(千石馬場〈地名〉)江戸時代、武士が乗馬をしたり馬をつないだりした場所。
ひだるがみ (奈良の方言)
山中で出くわす悪霊。 これに取り憑かれるといくら歩いても歩いても、いつの間にか元の場所に迷い戻るという。この悪霊は食べ物を供えると祓うことができるので山中を歩く時は弁当を少し残して、持って歩く必要があ…
ひどい (徳島の方言)
すごい。えらい。 あんなこまい子が一人で大阪まで行ったんでよ。ひどいなあ(あんなに小さい子が一人で大阪に行ったんだよ。すごいなあ)程度が甚だしい場合に良い意味でも用いられる。