あばかる (大分の方言)
収容できる。 今度ん会は、あん会場であばかるかのー(今度の会は、あの会場で十分収容できるかなあ)
あんごー (岡山の方言)
馬鹿。 あのかー、そねーなことしてあんごーじゃ(あの子は、そんなことして馬鹿だ)さらにひどい場合を「大あんごー」とも。
いっきゃった (福島の方言)
出会った。 きんにょ、役場で鈴木さんさ、いっきゃった(きのう、役場で鈴木さんに出会った)
いび (沖縄の方言)
神のいる場所。 あまんかい いびぬ あたんやー(あそこに聖空間があったね)上代の「いむべ(忌部)」に対応する語。
うざねはぐ (岩手の方言)
苦労する。難儀する。 ゆぎつもったがら、やぐばさいぐのに、うざねへぁでしまったな(雪が積もったので、役場に行くのに難儀したねえ)
おくたい (山梨の方言)
体育館。屋内体操場。 今日の体育はおくたいでします。ジャッシーに着替えてください(今日の体育は体育館で行います。体操着に着替えてください)漢字は「屋体」をあてる。
おじー (大分の方言)
恐ろしい。恐い。 夜、墓場を通るんなやっぱおじーでー(夜、墓場を通るのはやっぱり怖いよ)共通語の「怖気づく」「おずおずと…」と同根。
おらぶ (広島の方言)
叫ぶ。大声をあげる。 広場で誰かがおらびよるが、どがーしたんじゃろーか(広場で誰かが叫んでいるが、どうしたんだろうか)
おりっと (長野の方言)
降りる所。 おりっとんとこは、すべるから(降りる所のその場所は、滑るから)
きょてー (鳥取の方言)
恐ろしい。怖い。 暗闇にあるせんぼの前を、ひとりで通るのはなにってきょてーなー(暗闇の墓場の前を、ひとりで通るのはとても怖いね)