ため (奈良の方言)
贈答品の返礼。 結婚祝いのためは一割が相場や(結婚祝いの返礼は一割が相場だ)
ちょつくぼる (奈良の方言)
しゃがむ。 そんなとこでちょつくぼってんとこっちおいで(そんなところでしゃがんでいないで、こっちへおいで)
つかえる (奈良の方言)
混雑する。 この時間、大安寺のへんはえらいつかえてんでえ(この時間、大安寺あたりはすごい混雑しているよ)
つべい (奈良の方言)
できる。 もう中学生やで、ひとりで行くつべい(もう中学生なのだから、ひとりで行くことができる)
てれこ (奈良の方言)
反対。逆さ。 おまはんの服、そら、てれこやがな(あなたの服、反対じゃないか)裏表・前後・上下などが逆であること。
てんごする (奈良の方言)
戯れる。いたずらする。 誰や、ここおいといた自転車てんごしたんわ(誰だ、ここにおいてあった自転車にいたずらしたのは)
とこぎり (奈良の方言)
徹底的に。十分に。 長い道中帰ってきてんさかいに今晩はとこぎり食べてや(長い道中帰ってきたんだから今夜は十分に食べてね)
とこねん (奈良の方言)
夕涼み用の台。 仕事をしもて、とこねんで食べるまっかはほんまおいしいなあ(仕事を終えて夕涼みの台に座って食べるマクワウリは本当に美味しいね)
とっきょり (奈良の方言)
盆や正月などのハレの日。祭りなどの休日。 おかあちゃん、今日はえらいごっつおやな。とっきょりやさかいけ(お母さん今日はすごいご馳走だね。ハレの日だからか)「遊山の日」の意でも用いられる。
どやぐ (奈良の方言)
大声で叫ぶ。 そないどやがんでも、聞こえてるがなあ(そのように大声で叫ばなくても、聞こえているよ)