たごまる (宮城の方言)
ひもやロープなどが絡まって、ほどきにくいさま。また、着ているものが次第に一ヵ所に寄ること。 シャッツの袖ぁたごまって、えんずぇごどぁ(シャツの袖が寄って、違和感があるなぁ)
ちょどする (宮城の方言)
静かにする。大人しくする。じっとする。 しぇずねごだ、ちょどしてろ(うるさいな、大人しくしてろ)
とじぇん (宮城の方言)
淋しいさま。退屈なさま。 とじぇんだがらおぢゃのみにがえん(退屈なのでお茶でも飲みにいらっしゃい)
とつけもの (宮城の方言)
景品。 この茶箱、初売りのとつけものだ(この茶箱は初売りの景品だ)「とすけ」もしくは「とつけ」で「福引」や「くじ引きのくじ」、「とすけ屋」で「駄菓子屋」をいう。幸運にも得ることを表す「とっつける」から…
とどらね (宮城の方言)
乱雑なさま。散らかしたさま。 とどらね有様で、おしょしござりす(散らかっている有様で、お恥ずかしうございます)
とろっぺず (宮城の方言)
始終。ずっと。 とろっぺずお世話様でござりす(いつもお世話になっております)
どでんする (宮城の方言)
びっくりする。 きんなのかじにぁなんぼがどでんしたすぺ(昨日の火事にはどんなにか驚いたでしょう)
どんぶぐ (宮城の方言)
綿入れ。どてら。 風邪引がねよぅどんぶぐきて勉強しさぇ(風邪を引かないようにどんぶぐを着て勉強しなさい)古語「胴服」から。袖なしの綿入れは「つんぬぎ」と言う。
なつこぇ (宮城の方言)
人なつこい。 なんつなつこぇおぼごでがすぺ(なんという人なつこい赤子でしょう)
にょんにょさま (宮城の方言)
神仏をいう幼児語。 にょんにょさまさ、てぇあしぇろ(神様に手を合わせなさい)神仏、日・月など尊ぶべきものを意味する古語「ののさま」の転。