ねっぱす (宮城の方言)
張り付ける。 そのふぐろのくづ、ねっぱしぇ(その袋の口を貼れ)古語「ねばすねばるようにする」から。
ねつこぇ (宮城の方言)
しつこい。くどい。 あのひとぁねつこくてやんだ(あの人はしつこくて嫌だ)古語「ねつい」から。
はすり (宮城の方言)
台所の流し。 食った茶碗、はすりさ下げでおげ(食べ終えた茶碗を流しに下げておきなさい)古語「はしり」から。
はだる (宮城の方言)
せがむ。 孫がら小遣いはだられした(孫に小遣いをせがまれました)古語「はたる」から。
はなぐら (宮城の方言)
鼾。 おらえのとうちゃんだら、まだしぇずねぇはなぐらかいで寝です(うちのお父さんったら、まだうるさい鼾をかいて寝ています)
ばが (宮城の方言)
ものもらい。 右のまなぐさばが出で、おっきぐなってきた(右目にものもらいができて、大きくなってきた)
ひぼえ (宮城の方言)
焰。火の粉。 あら、あっつのひぼえみさえ。かずでがすぺ(あれ、向こうの火の粉を見なさい。おそらく火事でしょう)
ひまだれ (宮城の方言)
時間を費やすこと。時間を浪費すること。 今日ぁひまだれかげで、もしわげねがったや(今日は暇つぶしをさせて申し訳なかった)
ふぐす (宮城の方言)
復習する。 学校の本ふぐしてがら遊びさ行げ(教科書を復習してから遊びに行け)
ふだ (宮城の方言)
たくさん。豊富に。 んまぇものふだにあっからながよぐたべさいん(おいしいものがたくさんあるから仲良く食べなさい)