えふりこぎ (秋田の方言)
見栄っ張り。 隣の家のあんちゃ、えふりこぎで、まだあだらし車買ったえんたな(隣の家の息子は見栄っ張りで、また新車を買ったようだな)
えーし (大阪の方言)
金持ち。財産家。 わてらとえーしのこはほんまにちゃいまんなあ(私たちと金持ちの子は本当に違いますねえ)
えーし (奈良の方言)
資産家。よい家柄。 高田のまちで商売したはる家はみなえーしばっかりや(高田のまちで商売していらっしゃる家はみんな資産家ばかりだ)
おこさま (群馬の方言)
蚕(かいこ)。 このうちはおこさまに借りていたんだよ(この家はお蚕様に借りていたんだよ)
おどげる (岩手の方言)
落雷する。 えのめのすギのぎさ、おどげったじぇ(家の前の杉の木に、雷が落ちたよ)
おぼご (山形の方言)
赤ん坊。 あそごのしぇで、おぼごんまったど(あそこの家で赤ん坊が生まれたそうだ)
おぼごなす (山形の方言)
出産する。 おらえの嫁、きんなおぼごなした(私の家の嫁が昨日出産した)
おやす (山形の方言)
〈ひげを〉はやす。 きんな、えさ、ひゲおやしたひときたっけじぇ(きのう家にひげをはやした人がきたよ)
おーばんで (鳥取の方言)
平気で。公然と。当然のごとく。 よそげの屋敷をじょーじゅーおーばんで歩いて行くやつがいる(よその家の屋敷のなかをいつも当たり前のように歩いて行く男がいる)「おーびらに」とも。
おーふー (群馬の方言)
気前がよいさま。 あそこんちの嫁さんは、おーふーだむし(あそこの家の嫁さんは気前がいいですね)