ねき (奈良の方言)
そば。 タケやんの母屋は宮さんのねきにある家や(タケさんの実家〈本家〉は神社のそばにある家だ)
ねねこ (千葉の方言)
赤ん坊。 おめーらいのねねこ、いげーなー(お前の家の赤ん坊は大きいなあ)
ねー (三重の方言)
無い。 まあこのごろはくさやがねーよになった(まあこのごろはわら葺の家が無いようになった)ai 連母音同化の痕跡か、これがよく耳につく。
のきぶとり (大分の方言)
立ち退きの補償金で裕福になること。 あっこは県道ん拡幅じ、のきぶとりじゃ。いーのー(あの家は県道の拡幅工事で補償金がどっさり入った。いいなあ)
のて 【の手】 (東京の方言)
山の手。 のてだねーあれはのての噺家だ(中心にはこられない〈二流の〉噺家だ)下町っ子が山の手の野暮ったさを軽蔑して言う語。
のめっこい (埼玉の方言)
つきあいやすい。遠慮がいらない。 おめんちのかーちゃんはのめっこくていいよ(お前の家の母さんはつきあいやすくていいよ)
のめる (千葉の方言)
家が衰える。 えーに災難おきて、はー、のめっちゃったねー(家に災難が起きて、身上つぶしちゃったね)
はすかい (福井の方言)
斜め。 うちのはすかいに、いけーアパートぁ建った(我が家の斜め前に大きいアパートが建った)
はちがつだいみょう (奈良の方言)
農家の八月は、大名のようにゆっくりできることからこのように呼ばれる。 もうたーの水も心配せんでええし、この時期の百姓はほんまはちがつだいみょうや(もう田んぼの水についても心配がないので、この時期の農家…
はちまん (広島の方言)
お転婆娘。 あっこなんは、はちまんじゃけー、家にゃー、おってなーけー(あそこの娘はお転婆娘だから家にじっとしていらっしゃらないよ)