しっと (岩手の方言)
米の粉で作った団子の一種。 大豆粉で作ったものを「まめしっとギ」と言う。
しみっぱれ (岩手の方言)
霜(しも)焼(や)け。 てぶくろさねば、しみっぱれになるぞ(手袋をしないとしもやけになるよ)
しょどめ (岩手の方言)
早乙女、田植え女。 あした、しょどめさなって、ゆえっこしてくるがら(明日は田植え女になって手伝ってくるから)
すてて (岩手の方言)
片足跳び。 すててギで きょうそしてみるべが(片足跳びで競争してみようか)
すばだかげる (岩手の方言)
柿や栗などの実を、手頃な短い棒切れや石などを投げつけて落とす。 さおつかえば、えだっこいだめるはんて、ずばだかげで、うめぐおどせよ(竿を使って落とすと、枝を折ったりするので、石を投げて落としなさいよ)
せぁばん (岩手の方言)
まな板。 せぁばん、までにあらっておげよ(まな板をきれいに洗っておけよ)
せっこぎ (岩手の方言)
怠けること。怠け者。 せっこぎさねで、ちゃんちゃんとかせゲ(怠けないで、しっかりと働きなさい)
せっちょはぐ (岩手の方言)
難儀する。 おーゆぎふっただす、せっちょへぁで、がっこさいったず(大雪がふったので、難儀して学校に行ったそうだ)
そこっと (岩手の方言)
静かに。 おぼこねってだがら、そこっとしてろ(赤ん坊が眠っているので、静かにしなさい)
たるひ・たろし (岩手の方言)
つらら。氷柱。 けさ は[ha] しばれだだす、やねさ、たるひさガったな(今朝はとても寒かったから、屋根につららが下がったねえ)