くき 【群来】 (北海道の方言)
魚群が岸に押し寄せる。 もうなんじゅーねんもくきなんてねぐなった(もう何十年もくきなんてなくなった)特にニシンが産卵、放精のため海岸近くに押し寄せること。
けっぱなずく(1) (鳥取の方言)
つまずく。 年を取ると、ちっしゃな石でもけっぱなずいてもくれる(年を取ると、小さな石でもつまずいて転ぶ)
〜けりゃー (鹿児島の方言)
〜だったんだ〈終助詞〉。 きょーでじゅーにねんに、なっとったけりゃー(今日で一二年になっていたんだ)古語の「けり」に由来。意外な事実に気づいたときに使う。
こざにっか (佐賀の方言)
小面憎い。 こまかくせ屁理屈どんばっかりゆーち、ほんなこてこざにっか(年少のくせに屁理屈ばかり言って、本当に小面憎い)
こびきちょー 【木挽町】 (東京の方言)
銀座〈中央区〉の木挽町にあったところから、歌舞伎座をいう。 歌舞伎座に行くことを「木挽町に行く」と、昭和の頃まで年輩者は言ったものである
ざーねー・だーねー (大分の方言)
非常に。多量に。 ことしゃー、ざーねー雨がふる(今年は、雨が大量に降る)「ざまもない」の転。
し (山梨の方言)
人。人たち。 男のしも女のしも年取ったしもわけーしもみんな集まっただよ(男の人も女の人も年を取った人も若い人もみんな集まったんですよ)
しったげ (秋田の方言)
とても。 しったげさび(とても寒い)「死ぬだけ死ぬほど」から。年配者にはこの語源意識があり、「しんたげ」とも言う。
しみる (岐阜の方言)
凍る。 今年の冬は、さぶい日がおおて朝晩よーしみるなー(今年の冬は、寒い日が多くて朝や夜よく凍りますね)
しょーず 【小豆】 (北海道の方言)
あずき。 ことしのしょーず、できいいさ(今年の小豆は出来がいいよ)