あずない (香川の方言)
幼稚な。 図体が大きゅうなっても、あずないなぁ(成長しても、子どものように幼稚で世間知らずだ)
あっぺ (奈良の方言)
大便〈幼児語〉。 しっかりきばってあっぺ出しなはれ(しっかりきばって大便をしなさい)
あまくせ (青森の方言)
馬鹿だ。幼稚だ。 いづまでたってもあまくせごとしかさね(いつまでたっても馬鹿なことしかしない)
あもよ・あもじょ (長崎の方言)
おばけ。 泣きよったら、あもよの来るよ(泣いていたら、お化けが来るよ)幼児に向けて脅すようなしぐさとともに言う。
おしし(ぴっとろ) (愛知の方言)
蜜柑の袋をむいた状態。 おししぴっとろにして食べさせよか(蜜柑の袋をむいて食べさせようか)主に幼子にいう。
おじゃみ (広島の方言)
お手玉。 こまーおりにゃー、よー、おじゃみゅー、しょーった(幼いころには、よくお手玉をしたものだ)
おたから (大分の方言)
「幼児」を大切な存在ととらえて表現する語。 〈転んで泣きそうな幼児に〉痛いけんど、おたからじゃから、泣かん、泣かん(痛いだろうが、かわいい子どもだもの、泣かない泣かない)
おやげねー (群馬の方言)
かわいそう。気の毒。 幼稚園がとーくって、かよーのがおやげねーんだよ(幼稚園が遠くて通うのがかわいそうなんだよ)
おんぼ (高知の方言)
おんぶ。〈幼児語〉 ゆーことききよったら、あとでおんぼしちゃうきね(言うことを聞いていたら後でおんぶしてやるからね)
こんぼこ (長野の方言)
幼児。赤ん坊。 こんぼこ、しょいましょ(赤ちゃんを背負いなさい)「こんぼ」「ぼこ」とも。