ひこずる(1) (徳島の方言)
引きずる。 若い子がズボンのすそひこずって歩っきょるんは妙ななあ(若い子がズボンの裾を引きずって歩いているのは変な感じだなあ)
ひこずる(2) (徳島の方言)
散らかす。 この部屋はえらいひこずっとんな(この部屋はかなり散らかっているね)
ひだるい (徳島の方言)
空腹だ。ひもじい。 ひだるーて仕事にならん(空腹で仕事にならない)上郡では「ふだるい」。
ひどい (徳島の方言)
すごい。えらい。 あんなこまい子が一人で大阪まで行ったんでよ。ひどいなあ(あんなに小さい子が一人で大阪に行ったんだよ。すごいなあ)程度が甚だしい場合に良い意味でも用いられる。
ひんける (徳島の方言)
干からびる。 どしたん、この野菜ひんけとんでー(どうしたの、この野菜干からびているよ)
ひんず (徳島の方言)
余分。 ほなにひんずにつがれても食べれんよ(そんなに余分に盛られても食べられないよ)
〜びゃー (徳島の方言)
〜ばかり。〜しか。 これびゃーかのこっとらんの(これだけしか残っていないの)少ない様を表す。山分では「〜ば」。
へらこい (徳島の方言)
ずる賢い。 あいつはへらこいやっちゃけん、いつでもばーやんに菓子もらいよるわ(あいつはずる賢い奴だから、いつもおばあさんに菓子をもらっている)
へんしも (徳島の方言)
すぐさま。 へんしもいんでこないかん(すぐさま帰らないといけない)
ほなけんど (徳島の方言)
だけど。しかし。 おまはんの言よることはわかるでよ。ほなけんど、うまいこといかんのと違うで(あなたの言うことはわかるよ。だけど、うまくいかないんじゃないの)