あげん (三重の方言)
あのように。 あげんおそろしーもんかいなー(あのように恐ろしいものかなあ)「こげん(このように)」「そげん(そのように)」も。
いびしー (大分の方言)
気味が悪い。 へびが死んじょる。いびしーのー(ヘビが死んでる。気味が悪いなあ)古語「いぶせし」の転。「汚い」「恐ろしい」「いやらしい」など多義。
いびせー (島根の方言)
恐ろしい。気味が悪い。 夜んなって、いびせーなってきた(夜が更けて、恐ろしくなってきた)
いびせー (広島の方言)
恐ろしい。こわい。 家の裏手に蛇がおって、いびせかったで(家の裏手に蛇がいて、怖かったよ)
えすか (熊本の方言)
こわい。恐ろしい。 あすこん竹やぶは幽霊のずるげなけん、えすかばい(あそこの竹やぶは幽霊が出るそうだから、こわいよ)北部では「えずか」とも。
おじー (大分の方言)
恐ろしい。恐い。 夜、墓場を通るんなやっぱおじーでー(夜、墓場を通るのはやっぱり怖いよ)共通語の「怖気づく」「おずおずと…」と同根。
おそがい (愛知の方言)
恐ろしい。 そんなおそげぁーこといやーすな(そんな恐ろしいことをおっしゃるな)
おそんい (静岡の方言)
恐ろしい。怖い。 夜道はおそんガいだでとんで来ただよ(夜道は怖いので走って来たんだよ)
おぞい(2) (福井の方言)
恐ろしい。 急に、さるぁでてきておぞかった(急に猿が出てきて恐ろしかった)嶺北では「おとろしー」、嶺南西部では「きょーとい」。
おとろし (和歌山の方言)
恐ろしい。 ゆーれんでた、おとろしよう(幽霊が出たら恐ろしいよう)