あずない (香川の方言)
幼稚な。 図体が大きゅうなっても、あずないなぁ(成長しても、子どものように幼稚で世間知らずだ)
あんきだ (神奈川の方言)
安心だ。 おめーらガ、みんなこどまーでけーからあんきだなー(お前の家は、みんな子どもが成長しているから安心だな)
おがる (秋田の方言)
成長する。大きくなる。 しばらぐ見ねぁうぢに、おがったなー(しばらく見ないうちに、大きくなったなー)この犬だばおがるにはえぁな(この犬は成長するのが速いな)
おる(1) (北海道の方言)
大きくなる。成長する。 みっちゃん、たいしたおガったんでないかい(みっちゃん、ずいぶんと大きくなったんじゃない?)
おる (青森の方言)
成長する。 いっとまがの内にずんぶおガったんでねが(ちょっとの間にずいぶん成長したんじゃないか)
きなる (山口の方言)
得意になる。 ちょっと成績がえーぐらいで、そねーきなるなーや(少し成績がいいぐらいで、そんなに得意になるな)
ぎっちり(2) (高知の方言)
たゆむことなく。 ぎっちり勉強しゆーき、成績もえいちや(精を出して勉強をしているから成績も良いよ)
こーへた (鳥取の方言)
大人びた。 この蛇はこーへたやつだ。石をかっけてもびくともせんわい(この蛇は老成したやつだ。石を投げてもびくともしないよ)
ずー (埼玉の方言)
上ぞくするころの成熟した蚕。熟蚕。 ずーがでたからはーあげべー(熟蚕がでたからもう蚕上げしよう)
てじめ 【手締め】 (東京の方言)
物事の成功や決着を願い、掛け声にあわせて手をしめる〈打つ〉こと。 それを三度くり返すような、あんなやぼったい手じめはなかった