のて 【の手】 (東京の方言)
山の手。 のてだねーあれはのての噺家だ(中心にはこられない〈二流の〉噺家だ)下町っ子が山の手の野暮ったさを軽蔑して言う語。
はく (香川の方言)
はめる。 手袋をはく(手袋をはめる)若者の一部に、手袋をつけるがある。
はく (北海道の方言)
〈手袋などを〉はめる。 手袋はいてゆかないと霜焼けなるよ(手袋をはめて行かないと、霜焼けになるよ)
はじかい (岐阜の方言)
ざらざらしている。 ばさまの手ははじかいなー(おばあさんの手は皮膚が荒れてざらざらしているね)
はそん (奈良の方言)
修繕。 台風で土手がくえたさかいにはそんしてきたで(台風で土手が崩れたので修繕してきたよ)
〜はる (京都の方言)
補助動詞〈尊敬・丁寧の意〉。 よーふらはりますなー(雨がよく降りますねえ)〈自分以外の〉人・動物・天候などを主語とする動詞につけて、尊敬、あるいは、聞き手に対する丁寧を表す。
ばってん (福岡の方言)
〜だが。 かいげいったばってん、手のでらんやった(買いに行ったけど、手が出なかった)
びゃっこ (秋田の方言)
少し。ちょっと。 びゃっこしけでけれ(ちょっと手伝ってくれ)「ばっこ」とも。
ほぼろをうる (広島の方言)
嫁が勝手に里へ帰る。 夫と喧嘩して、ほぼろをうったげな(夫と喧嘩して〈嫁が〉勝手に里へ帰ったそうだ)
〜まいか(2) (三重の方言)
〜だろうよ。 かってにいくやろまいか(勝手に行くだろうよ)推量。