かっちゃぐ (茨城の方言)
引っかく。 ねごめに、てーかっちゃがれだ(猫に手を引っかかれた)
かっとーしゅー (熊本の方言)
順繰りに。 山芋はかっとーしゅーほっていくと、上手にほるっばい(山芋は順繰りに掘っていくと、上手に掘れるよ)
からかう (山梨の方言)
〈物に対して〉手を尽くす。工夫する。修理する。 一生懸命からかってやっと直した(一生懸命手を尽くしてやっと直した)なんとかからかってみる(何とか手を尽くしてみる)「からこー」とも。
かんじかなる (静岡の方言)
かじかむ。 さぶくて手ガかんじかなっちゃったやー(寒くて手がかじかんじゃったよ)
がいな (高知の方言)
強い。手荒な。粗暴な。 そんなにがいにいわいじゃちえーじゃいか(そんなに強く、遠慮会釈なく言わなくてもいいじゃないか)
がんぜき (山口の方言)
熊手。 勝手に人のがんぜき使うなっちゃ(勝手に人の熊手を使うなよ)周防では「がんざき」。
きびしょ (福岡の方言)
取っ手の付いた小型の急須。 きびしょのおちゃば したむる(急須のお茶の汁気をきる)「こつぎ」とも。
きびしょ (長崎の方言)
急須。 きびしょは両手で持つごとなっとっと(急須は両手で持つようになっているの)
きめる (岐阜の方言)
捕らえる。 おめーさん、なかなかきめるの、うめーなも(あなたは、とても捕らえるのが、上手ですね)
きもびしい (長野の方言)
じれったいほど手がかかる。 種えり分けるのは、きもびしい(種を選り分ける仕事は、辛抱がいる)