てご (岡山の方言)
手伝い。手助け。 あんたー、ちょっとてごーして(あなた、ちょっと手伝って)
てざらい (滋賀の方言)
熊手。熊ざらい。 りんちょくに、てざらいつこて遣り直しとかる(几帳面に、熊手を使って遣り直して置きなさる)
てじめ 【手締め】 (東京の方言)
物事の成功や決着を願い、掛け声にあわせて手をしめる〈打つ〉こと。 それを三度くり返すような、あんなやぼったい手じめはなかった
てっずし (山梨の方言)
不器用。 あのひたーてっずしどーで何を作っても下手だ(あの人は不器用だから何を作っても下手だ)
てにゃわん (岐阜の方言)
手におえない。 あのどびんた、あすびにいってまって、てにゃわんやっちゃ(あの女の子は遊びに行ってしまって手に負えないやつだ)
てべす (滋賀の方言)
手拍子。 いかえ声して、てべす叩いて、わろてやーる(大きい声して、手拍子を叩いて、笑っていなさる)
てれんぱれん (長崎の方言)
ぶらぶらと何もせず。 てれんぱれんしとらずに、手がせすればよかたー(ぶらぶらしていないで、家の手伝いぐらいすればいいだろうに)
てんじょつく (滋賀の方言)
べったりと両手をつく。 あガりとにてんじょついて、謝らはったゲな(戸口にべったり両手をついて、謝罪しなさったそうな)
とぜなか (福岡の方言)
退屈だ。寂しい。 ひとりでとぜなかなー(一人でさびしいなあ)話し相手がいない場合など。「とぜんなか」とも。東部では「とぜんない」。
どーかん (山口の方言)
悪ガキ。腕白。 近所のどーかんにはまいるっちゃ(近所の悪ガキは手におえない)「どーかんぼーず」「どーげん」とも。周防では「がんぼー」。