うみあけ 【海明け】 (北海道の方言)
春になり流氷が去る。 やーや、やっとうみあけだでや(ああ、やっと海明けだ)流氷が去り、船の航行ができるようになる。
おたいまつ (奈良の方言)
東大寺二月堂の修二会。 奈良はおたいまつが終わらんと春がけーへんなあ(奈良では東大寺二月堂の修二会が終わらないと春が来ないねえ)「お水取り」とも。
つばくろ (埼玉の方言)
つばめ。 春なのにつばくろがからっきり見あたんねー(春なのにつばめが全然見あたらない)
ぬっか (福岡の方言)
暑い。暖かい。 きょーはえらい、ぬっかなー(今日はすごく暑いね)はるになって、ぬくーなったなー(春になって暖かくなったね)
ねゆき 【根雪】 (北海道の方言)
根雪。春まで解けないで積もった雪。 このぶんだとねゆきなるんでないかなー(この分だと根雪になるんじゃないかなあ)
めめくる (栃木の方言)
芽差す。芽ぐむ。 春んなってめめくるのがはえー草は、もじぐさだんべー(春になって芽を出すのが早い草は、蓬(よもぎ)でしょう)
ろーま (山口の方言)
春菊。 いちじく、にんじん、さんしょうに、しいたけ、ごぼうに、ろーま〈下関の数え歌〉滋賀・島根・福岡の一部でもいわれる。