ばば (鹿児島の方言)
通り。 たかんばば(高見馬場〈地名〉)いないばば(稲荷馬場〈地名〉)せんごっばば(千石馬場〈地名〉)江戸時代、武士が乗馬をしたり馬をつないだりした場所。
ばんじまして (島根の方言)
夕方の挨拶。 ばんじまして。ごくろーさんでした夕方、仕事帰りに交わす挨拶。「こんばんは」より早い時間帯に言う。
ひだるがみ (奈良の方言)
山中で出くわす悪霊。 これに取り憑かれるといくら歩いても歩いても、いつの間にか元の場所に迷い戻るという。この悪霊は食べ物を供えると祓うことができるので山中を歩く時は弁当を少し残して、持って歩く必要があ…
ひっとずる (長崎の方言)
ちょっと出る。 頭のひっとでとる(頭がちょっと出ている)「ひっ」「ひん」は、「少し」「つい」など空間・時間的に小の程度を付加する接頭辞。
ひとっきり (長野の方言)
少しの時間。 ひとっきり、寝ておきろ(少しの時間、寝ろ)
ひまだれ (宮城の方言)
時間を費やすこと。時間を浪費すること。 今日ぁひまだれかげで、もしわげねがったや(今日は暇つぶしをさせて申し訳なかった)
ひまだれ (福島の方言)
無駄な時間つぶし。 お客さん来て、ひるまっからいっぺひまだれした(お客さんが来て、午後からずっと無駄な時間を費やした)
ひんのむ (長崎の方言)
〈つい〉吞み込む。 しーかの種ばひんのんでしもーた(西瓜の種を吞み込んでしまった)「ひっ」「ひん」は、「少し」「つい」など空間・時間的に小の程度を付加する接頭辞。
ひーとい (愛知の方言)
一日中。 こんなことにひーといかけただか(こんなことに一日中時間をかけたのか)尾張では「ひーて」。
ほだれ (滋賀の方言)
つらら。氷柱。 ほだれんぼガさガったるつべたい時やかて、我慢したんや(つららが下がっている冷たい時だって我慢したのだ)