あくさもくさ (滋賀の方言)
洗いざらい。 やめとけさ。あくさもくさゆーのは(やめて置きなよ。洗いざらいに、ぶちあけるのは)
いっせつ (滋賀の方言)
いつも。 いっせつありゃこりゃばっかりしてて、わやなこっちゃ(いつもあべこべばかりしていて、拙(まず)いことだ)
いつも (滋賀の方言)
妹。 いつもの婿は、ぎっとかいては、いやらせん(妹の婿は、あぐらかいては、いらっしゃらない)
うい (滋賀の方言)
申しわけない。 ほんなにぎょーさんしてもらうと、ういガね(そんなにたくさんしてもらうと、申しわけないよ)
うまくさい (滋賀の方言)
おいしそうな匂いがする。 つぶを炊いてたさかい、うまくさかったんやろ(田(た)螺(にし)を煮ていたので、おいしそうな匂いがしていたのだろう)
おきらす (滋賀の方言)
火を起こす。 先に炭をおきらしてから、ほこへ鍋を架けとくれ(先に炭を火起こししてから、そこへ鍋を架けておくれ)
おせんどさん (滋賀の方言)
ご苦労さん。慰労の挨拶。 はよしとくれて、おーきに。おせんどさんどしたなー(早くして下さって、ありがとう。ご苦労さんでした)
おちょばい (滋賀の方言)
へつらい。 あいつはべんちゃらこきや。おちょばい人間や(彼奴はお世辞屋だ。へつらい人間だ)
おなり (滋賀の方言)
炊事。 「おなり」てゆーてるとこは、もーめったにおへん(「おなり」と言っている所は、もう僅かしかありません)
おーさわな (滋賀の方言)
大層な。大げさな。 あほいえ、ほんなおーさわな話ガあろかい(馬鹿言え、そんな大げさな話があるものか)