けんずい (滋賀の方言)
小昼。中間の食事。 昼、たんとくてなガら、もーはい、けんずい待ちしとる(昼にはたくさん食べていながら、も早、小昼待ちをしていよる)
げべっちゃ (滋賀の方言)
最後尾。どんじり。 てまえは、いつもげべっちゃやんか。はよはしらい(お前は、いつも最後尾じゃないか。早く走りな)
こる (滋賀の方言)
田畑の土を砕いて耕す。 もっと、こまこー、こギってくれへんか(もっと細かく砕いて耕してくれないか)
こべうつ (滋賀の方言)
頭痛がする。 ういわいな。こべガうつゆーてはるのに(申し訳ないね。頭痛がすると言っていなさるのに)
こらえて (滋賀の方言)
勘弁して(おくれ)。 ほっこりすまんこっちゃ。どーか、こらえとくれ(全く以って済まない事だ。どうか勘弁しておくれ)
こーらい (滋賀の方言)
とうもろこし(玉蜀黍)高麗黍。 焼いたるこーらいは、こーばしてうまいもんや(焼いてあるとうもろこしは、香ばしくておいしいものだ)
ごんす (滋賀の方言)
来なさる。 『ごんせ食堂』の看板の脇道から、まっすグごんせ(『ごんせ食堂』の看板の脇道から、真っ直ぐにお出で)
さっさる (滋賀の方言)
なさる。しなさる。 えろー高い山やのに、おじーは、さっさと登らさっさる(ひどく高い山だのに、おじいさんは、さっさと登りなさる)
ざんざかばき (滋賀の方言)
普段履き。 上品なもんでのーて、ただのざんざかばきのほーや(上品な物でなくて、ただの普段履きの方だ)
しまく (滋賀の方言)
雨が、ひとしきり、ひどく降る。 ほやかて、しまってるはかい、やっぱ待ってるわ(そうだからと言ったって、ひとしきりひどく降るから、やはり待っているよ)