〜ほん (滋賀の方言)
〜ね。強調の接尾語。 ほいたら行ってこほん。おとなしーしてやんせ(そうしたら行って来ようね。おとなしくしていなさい)
ぼさりつく (滋賀の方言)
背中にしがみつく。 ぼさりつくとさいガ、ねてまうのんやった(背負ってもらおうものなら、すぐにも眠ってしまうのだった)
まとう (滋賀の方言)
つぐなう。弁償する。 誰やい。ガラス割ったもん、まとえよ(誰だ。ガラスを割った者は、弁償しろよ)
まんまんさん (滋賀の方言)
仏様。円いお月様。〈幼児語〉 こりゃ。ごえんさんの横にちんして、まんまんさんを拝まんせ(これこれ。住職さんの横に座って、仏様を拝みな)
むくる (滋賀の方言)
沸騰する。 むくった湯をいれたら、茶ガ出くってまうでー(沸いた湯をいれたら、お茶が濃く出てしまうよ)
もらう (滋賀の方言)
子を授かる。 こないに赤ちゃん、もらわったんやて(近頃に赤ちゃんを授かりなさったのだって)
もる (滋賀の方言)
摘み取る。 お蚕さん上ガるまで毎朝、気ばって桑もりや(蚕が上(じょう)蔟(ぞく)するまで毎朝、精出して桑摘みだ)
ゆーて (滋賀の方言)
浴場で使う手ぬぐい。 バスタオルをゆーてと一緒にあろとかんせ(バスタオルを湯手ぬぐいと一緒に洗っておきな)
よぞい (滋賀の方言)
おぞましい。 かきだすのは、ほんまによぞい仕事でなー(搔き出すのは、本当におぞましい汚い仕事でねえ)「よぞくろしー」とも。
りんちょくに (滋賀の方言)
折り目正しく。律儀な。 ちーんと、ずんつけて、りんちょくな仕事しやはる(きちっと道筋をつけて、律儀な仕事をしなさる)