かつがつ (熊本の方言)
少しずつ。適度に。 いっぺんにたべんで、かつがつ口にいれんかい(一度に口に入れないで、少しずつ適度な量を口に入れなさい)
からう (熊本の方言)
背負う。おんぶする。 ちかごら赤ちゃんばからう人は、あんまり見らんごつなった(近ごろは赤ちゃんをおんぶする人は、あんまり見ないようになった)
がまだす (熊本の方言)
精を出す。頑張る。 頑張りどころだけんいっちょがまだそーかね(頑張りどころだから、ひとつ精を出そうかな)南部・天草では「せしかう」。
がる (熊本の方言)
る。 わるこつばっかしよっと、せんせにがらるっぞ(いたずらばかりしていると、先生にられるぞ)
きぜんのたっか (熊本の方言)
気位が高い。 きぜんのたっか人にゃものも言われん(気位が高い人にはものも言えない)
きっちゃする (熊本の方言)
つらい思いをする。 ずーっと早起きだったけん、きっちゃしよるごたんな(ずっと早起きだったから、つらい思いをしているようだな)
ぐぜる (熊本の方言)
ぐずぐず言う。むずがる。 赤ちゃんのぐぜるとばすかすとにゃおおごつせにゃん(赤ちゃんがぐずぐず言うのをあやすには一苦労しなきゃならない)
ぐっさり (熊本の方言)
たくさん。どっさり。 みやげはぐっさりもろち、うれしか(みやげをたくさんもらってうれしい)
こすたくりん (熊本の方言)
けちん坊。 あやつぁ一円もださん。ほんにこすたくりんだもん(あいつは一円さえも出さない。ほんとうにけちん坊だもの)
こずむ (熊本の方言)
うず高く積む。 本なこずんどくばかっでいっちょん読みゃせん(本はうず高く積んでおくばかりで少しも読みはしない)