おくもじ (香川の方言)
菜っ葉の漬物。 おくもじ、はよだしていた(菜っ葉の漬物を早く出せ)
おさがり(2) (京都の方言)
神仏への供え物を下げたもの。 これ地蔵盆の御下がりやさかい、みなさんでおあがりやす(これは地蔵盆のお供えを下げたものですので、みなさんで召し上がってください)
おっける (栃木の方言)
倒れる。転ぶ。 台風で物置小屋がふっとんじゃーし、おっきな木もおっけされ、てーへんなこどんなっちゃった(台風で物置小屋が吹き飛ばされ、大きな木も倒され、大変なことになってしまった)
おっこむ (福島の方言)
取り込む。 雨ふってきたがら、さっさど洗濯物おっこめ(雨が降ってきたから、早く洗濯物を取り込め)
おとましー(1) (福井の方言)
惜しい。 大事なしなもん、こわいてもて、おとましーことしたのー(大事な品物を壊してしまって、惜しいことをしたねえ)
おます (大阪の方言)
あります。 ないちゅーてさがしてはるもん、そこにおますで(ないと言ってお探しになっている物、そこにありますよ)
おろいー (福岡の方言)
悪い。物憂い。 そげなことゆーたち、もーおろいーけやめた(そんなこと言ったってもう気が進まないから止めた)西部・南部では「おろよか」。
おーばかる (愛知の方言)
広く陣取る。 荷物をいっぺぁー横におぇーて、おーばかってござる(荷物を一杯横に置いて、自分一人で広く陣取っている)
かたぐ (広島の方言)
〈荷物を一人で〉肩に担ぐ。 材木をかるがるとかたいでいきよる(材木を軽々と担いで行きつつある)
かっちゃ (山形の方言)
さかさま。 着物かっちゃえきて、そどさでっどわらわえっじぇ(着物を裏返しに着て外に出ると笑われるよ)