あずる (広島の方言)
てこずる。あがく。難儀する。 近頃、着物めったにきんけー、着付けにあずってしもーた(近頃、着物をめったに着ないから着付けにてこずってしまった)
かっちゃ (山形の方言)
さかさま。 着物かっちゃえきて、そどさでっどわらわえっじぇ(着物を裏返しに着て外に出ると笑われるよ)
かーしま (岐阜の方言)
裏返し。 こわいんな、この子きものかーしまに着とるがな(あらいやだ、この子着物を裏返しに着てるじゃないの)
くさる (栃木の方言)
濡れる。 雨に降られてきもんがくさっちゃった(雨に降られて着物が濡れてしまった)
けなるい (京都の方言)
うらやましい。 えーべべたんともってはって、けなるいわ(よい着物をたくさんもっておられて、うらやましいわ)「けなりい」とも。
こーと (兵庫の方言)
地味。 こーとなきもんこーてもた(地味な着物を買ってしまった)
こーとな (京都の方言)
地味で上品な。 いや、こたち、こーとなべべきてはるなー(いや、子どもさん 上品な着物を着ておられるねえ)
じなる (栃木の方言)
怒鳴る。 水わすらをしていると、きもんがくさるといって、とーちゃんがじなった(水をいたずらしていると、着物が濡れるといって、お父さんが怒鳴った)
ずんだるっ (佐賀の方言)
ずり下がる。 こん頃の若っかもんなきもんばずんだらきゃーてさろきよっ。ほんにざまなか(この頃の若者は着物をずり下げて歩いている。まったくみっともない)
ちんちべべ (愛媛の方言)
きれいな着物。 ちんちべべきーていきさいや(きれいな着物着て行きなさいよ)幼児語。