うら (福井の方言)
私〈自称代名詞〉。 うら、いなんだで、なーも知らんのやって(私はいなかったので、何も知らないんだ)嶺南では「わし」〈男〉、「うち」〈女〉。
えん (福井の方言)
いない。 くろーなったら、誰も公園にえんよんなってもた(暗くなったら、誰も公園にいなくなってしまった)
おいでる (福井の方言)
いらっしゃる。 おたくさん、どっからおいでたんえの(あなたはどこからいらっしゃったんですか)
おぞい(1) (福井の方言)
古い。ひどい。 こんなおぞい車、よーのってるのー(こんな古い車によく乗っているねえ)毎日雪ふって、おぞいこっちゃった(毎日雪が降ってひどいことだった)
おぞい(2) (福井の方言)
恐ろしい。 急に、さるぁでてきておぞかった(急に猿が出てきて恐ろしかった)嶺北では「おとろしー」、嶺南西部では「きょーとい」。
おちょきん (福井の方言)
正座。 行儀よー、おちょきんしてたべなあかんざ(行儀よく正座をして食べなくてはいけないよ)嶺南では「おっちん」。
おっけ (福井の方言)
(〜して)下さい。 いつまでも、もってえんと、はよおっけま(いつまでも持っていないで、早く下さいよ)かいとっけ(書いて下さい)
おつけ (福井の方言)
味噌汁。 きんのの宿のおつけは、うまかったのー(昨日の宿の味噌汁はおいしかったね)
おとましー(1) (福井の方言)
惜しい。 大事なしなもん、こわいてもて、おとましーことしたのー(大事な品物を壊してしまって、惜しいことをしたねえ)
おとましー(2) (福井の方言)
うっとうしい。 こどもぁまとわりついて、おとましこっちゃった(子どもがまとわりついて、うっとうしいことだった)