かたぐ (広島の方言)
〈荷物を一人で〉肩に担ぐ。 材木をかるがるとかたいでいきよる(材木を軽々と担いで行きつつある)
ぎしゃばる (山形の方言)
気張る。ふんばる。 そゲぎしゃばらねで、かだのちがらぬげ(そんなに力を入れないで肩の力を抜け)
くびこんま (福島の方言)
肩車。 わらしは、くびこんましてやっと喜ぶもんだ(子どもは、肩車をしてやると喜ぶものだ)「てんぐるま」とも。
ちっくり (千葉の方言)
背が低い。きゃしゃ。 あらちっくりだから弱々しいね(あの人は体が細いから弱々しいね)ちっくりだ肩だねー(きゃしゃな肩だね)
てんぐるま (群馬の方言)
肩車。 子どものこらー親父によくてんぐるましてもらった(子どもの頃は親父によく肩車をしてもらった)
てんるめー (神奈川の方言)
肩車。 てんグるめー、やってやんべーよー(肩車をやってやろうよ)
びびしゃんこ (宮崎の方言)
肩車。 こんね、びびんしゃんこにのするどー(来なさい、肩車に乗せるよ)諸県では「びんずい」、延岡では「てんぐるま」。
びんぶく (山口の方言)
肩車。 びんぶくしちゃげる(肩車をしてあげる)幼児語。「びんびく」「びんぼく」とも。
へっ (鹿児島の方言)
肩から背中にかけての部分。 へっがでよた(肩こりが出た)へっがまえきた(肩こりが前へきた、前の方まで痛くなった)「へき」の変化した語。