てぃだ (鹿児島の方言)
太陽。日。 てぃだぬいじてぃ(日が出た)てぃだぬてぃりつけぃてぃ、めぃひきゃるさ(太陽が照りつけてまぶしい)太陽を神格化して言うときは「てぃだがなし」。
てきねー (福井の方言)
病気で体がつらい。 こどもぁてきねーっちゅさけ、がっこやすましたんにゃ(子どもが体がつらいと言うから、学校を休ませたんだ)
てんぽ (新潟の方言)
うそ。ほら。 てんぽこく(うそを言う)
とつけもない (香川の方言)
とんでもない。 きゅーにとつけもないことゆーな(急にとんでもないことを言うな)「とっけもない」とも。
とも (和歌山の方言)
かかと。 足のともがいたい(かかとが痛い)「ハイヒールの靴」を「ともだか」と言う。
どろおとし (広島の方言)
田植え休み。慰労日。 六月に田植ょー、済まいて一服するんを、どろおとし、ゆうんで(六月に田植えを済ませて一服するのを田植え休みと言うのさ)
どんぶぐ (宮城の方言)
綿入れ。どてら。 風邪引がねよぅどんぶぐきて勉強しさぇ(風邪を引かないようにどんぶぐを着て勉強しなさい)古語「胴服」から。袖なしの綿入れは「つんぬぎ」と言う。
ねんごーたれる (広島の方言)
くどくど説明する。気の利いたことを得意気に言う。 やたらにねんごーたれるよーじゃー嫌われる(やたらにくどくど言うようでは嫌われる)
のて 【の手】 (東京の方言)
山の手。 のてだねーあれはのての噺家だ(中心にはこられない〈二流の〉噺家だ)下町っ子が山の手の野暮ったさを軽蔑して言う語。
はぶてる (愛媛の方言)
ふてくされる。 何言うても、はぶてるけん困らい(何を言ってもふてくされるから困るよ)ちーと何ぞ言おうもんなら、すーぐにはぶてるんじゃねや(ちょっと何か言おうものなら、すぐにふてくされるんだなあ)