ごんたくれ (大阪の方言)
腕白。いたずらっ子。 あいつほんまにごんたくれやなー。ゆーことひとっつもきけへんし(あいつは本当に腕白だねえ。言うことを一つも聞かないし)
ごんぼほる (秋田の方言)
駄々をこねる。暴れる。 酒飲んでごんぼほる(酒を飲んで管を巻く)「牛蒡掘る」から。地中の牛蒡は掘るのに手がかかることから、駄々をこねたり酒を飲んで管を巻くなど、手のかかることを言う。
さっちもない (兵庫の方言)
つまらない。 そんなさっちもないことゆーな(そんなつまらないことを言うな)
ざんぞ (福島の方言)
陰口。 姑のざんぞばっかし言う嫁(姑の陰口ばかり言う嫁)
ざんぞかだる (宮城の方言)
陰口を言う。 そったにざんぞかだるんでがえん(そんなに陰口を言うものではない)古語「讒訴」から。
しかしかもねー (宮崎の方言)
生意気。こざかしい。 しかしかもねーこつゆうなて(生意気なことを言うな)「しかしかむね」とも。
しったげ (秋田の方言)
とても。 しったげさび(とても寒い)「死ぬだけ死ぬほど」から。年配者にはこの語源意識があり、「しんたげ」とも言う。
しっと (岩手の方言)
米の粉で作った団子の一種。 大豆粉で作ったものを「まめしっとギ」と言う。
しょのむ (鳥取の方言)
そねむ。妬(ねた)む。 蔵を建てると、しょのんでなんぞかんぞ言うもんがおっただってなー(蔵を建てると、妬んで何やかやと言う者がいたそうだね)
しろしか (福岡の方言)
うっとうしい。 どーした、しろしかもんかい(まったくうっとうしいことだ)つぶやいて言う。本来じとじとと降る雨にぬれる不快感をいう語。