あいやこ (奈良の方言)
共有。 荷物がふえてもなんぎやさかいに、この道具、あいやこしょーか(荷物が増えても困るので、この道具、共有しようか)
あだける (兵庫の方言)
転がり落ちる。 そないな狭いあぜ通ったら、あだけるでー(そんなに狭いあぜ道を通ると転がり落ちるよ)
いっすんずり (大分の方言)
車のひどい渋滞。 別大国道は、いっつもいっすんずりじゃ(〈別府と大分を結ぶ〉別大国道はいつも大渋滞だ)「一寸ずつズル」の意。
うだで (秋田の方言)
いやだ。気が進まない。 いしっこあって、うだでみぢだな(石があっていやな道だな)その話だば、うだでなー(その話は、気が進まないなあ)
えどでない 【江戸でない】 (東京の方言)
江戸らしくない、田舎くさいという所から、道理に合わないこと。 こう見たところ、江戸じゃーねえ
おそんい (静岡の方言)
恐ろしい。怖い。 夜道はおそんガいだでとんで来ただよ(夜道は怖いので走って来たんだよ)
おーの (高知の方言)
感動詞。 おーの、みちのまんなかにねこがしんぢゅーが(ああ、道のそばに猫が死んでいるよ)どちらかと言うとあまり良い感じを持たないときに多く使う。
かけりやこ (鳥取の方言)
駆けっこ。 畑道でかけりやこして、こーんであいまちした(畑道で駆けっこして、転んで怪我をした)
きぴちょ (宮城の方言)
急須。 ほのきぴちょ、こっちさ回してけさえ(その急須をこちらによこしてください)中国から伝わったお燗の道具「急焼(きひしゃお)」から。「きびちょ」とも。
きんかんなまなま (石川の方言)
雪道が凍ってつるつるの状態。 道、きんかんなまなまんなっとっさけ、気ーつけて(道の雪が凍ってつるつるになっているから、気をつけて)