ぎゃーけ (佐賀の方言)
風邪。 がばい寒かぎー、ぎゃーけばせんごとしときんしゃい(とても寒いから、風邪をひかないようにしておきなさい)「咳気」。
ぐやすや (鳥取の方言)
体調の悪いさま。 おばはんは、かじぇが治らないでぐやすやしとんなる(おばさんは、風邪が治らなくて体調が優れないでおられるようだ)
こないだうち (京都の方言)
このあいだ。先だって。 こないだうちから主人風邪引いてるんやわ(この間から主人が風邪を引いてるのよ)
しーける (山梨の方言)
元気がない。 このかー風邪でんまひーとーどーかしーけるよーだ(この子は風邪でも引いたのか元気がないようだ)
そそね (広島の方言)
うたたね。仮り寝。 寒いけー、そそねどもしたら、風邪ひくぞ(寒いからうたた寝でもしたら風邪をひくぞ)
たごる (愛媛の方言)
咳をする。 がいにたごるのー、ちーと離れとかんと、うつりゃせんかいのー(ひどく咳き込むなあ、ちょっと離れておかないと風邪がうつってしまわないかなあ)
だやい (石川の方言)
病気や疲労で体がつらい。 風邪でもひーたガか、だやてだやてどんなん(風邪でもひいたのか、体がつらくてつらくてどうしようもない)
ちきない (石川の方言)
病気で体がつらい。 かぜひーいて、なんやらきちないわ(風邪をひいて、なんだかつらいよ)「ちきねー」とも。加賀では「てきない」。
どんぶぐ (宮城の方言)
綿入れ。どてら。 風邪引がねよぅどんぶぐきて勉強しさぇ(風邪を引かないようにどんぶぐを着て勉強しなさい)古語「胴服」から。袖なしの綿入れは「つんぬぎ」と言う。
まがる (徳島の方言)
邪魔になる。 ほこまがるけん、どきないよ(そこは邪魔になるからどきなさいよ)南方では「まぎる」。