ばちかぶる (長崎の方言)
罰が当たる。責めを負う。 悪かことしたら、いんま、ばちかぶっとやっけん(悪事を働いたら、そのうちにきっと、罰が当たるんだから)
ばってん (長崎の方言)
だが。 目はよかばってん耳のとおーしてね(目はいいんだが耳が遠くてね)
ばんこ (長崎の方言)
踏み台。涼み台。縁台。 昔のばんこはもーなかごとなった(昔の踏み台はもうないようになった)ポルトガル語 banco に由来。
ひけしか (長崎の方言)
臆病だ。 うちの子はひけしかと(うちの子は臆病なの)
ひっとずる (長崎の方言)
ちょっと出る。 頭のひっとでとる(頭がちょっと出ている)「ひっ」「ひん」は、「少し」「つい」など空間・時間的に小の程度を付加する接頭辞。
ひゅーなし (長崎の方言)
無精者。 ひゅーなしはおとこにおーかねー(無精者は男に多いねー)
ひんのむ (長崎の方言)
〈つい〉吞み込む。 しーかの種ばひんのんでしもーた(西瓜の種を吞み込んでしまった)「ひっ」「ひん」は、「少し」「つい」など空間・時間的に小の程度を付加する接頭辞。
びっしゃげる (長崎の方言)
押しつぶされる。 卵ば落としてびっしゃげた(卵を落としてつぶれてしまった)
びーどろ (長崎の方言)
つらら。 びーどろんさがっとる(つららが下がっている)ポルトガル語 vidro に由来。「ガラス」のこと。現在はほとんど言わない。
ふとか (長崎の方言)
大きい。 昨日はふとか魚ばつりおとしてねー(昨日は大きい魚を釣り落してねえ)