ひとっきり (長野の方言)
少しの時間。 ひとっきり、寝ておきろ(少しの時間、寝ろ)
ひまだれ (宮城の方言)
時間を費やすこと。時間を浪費すること。 今日ぁひまだれかげで、もしわげねがったや(今日は暇つぶしをさせて申し訳なかった)
ひまだれ (福島の方言)
無駄な時間つぶし。 お客さん来て、ひるまっからいっぺひまだれした(お客さんが来て、午後からずっと無駄な時間を費やした)
ひんのむ (長崎の方言)
〈つい〉吞み込む。 しーかの種ばひんのんでしもーた(西瓜の種を吞み込んでしまった)「ひっ」「ひん」は、「少し」「つい」など空間・時間的に小の程度を付加する接頭辞。
ひーとい (愛知の方言)
一日中。 こんなことにひーといかけただか(こんなことに一日中時間をかけたのか)尾張では「ひーて」。
びったれ (山口の方言)
不精者。 一週間も髪をあらわんっちゃ、びったれじゃね(一週間も髪を洗わないなんて、だらしないね)周防では「びんたれ」。
へち (高知の方言)
見当違いなところ。 道をまちごーてへちへ来てしもーた(道を間違えてまったく違うところへ来てしまった)
へんしも (高知の方言)
急いで。 へんしも返事を出さんとまにあわん(すぐに返事を出さないと間に合わない)
へーさし (愛媛の方言)
長い間。 へーさしこざったのー(長い間来なかったねえ)「ひーさし」とも。南予では「そーたいぶり」。
ほきる (神奈川の方言)
草木などが〈人間も〉成長する。 この桑(くわ)よー、よくほきたなー(この桑はね、十分に成長したなあ)