しかけ (鳥取の方言)
にわか雨。村雨。 あなじから黒い雲がくるけん、しかけがくーぞ(西の空から黒い雲が来るので、にわか雨が降るよ)
しじる(1) (鳥取の方言)
素焼きする。さっと焼く。 烏賊(いか)をしじるとやおんなる(烏賊をさっと焼くと柔らかくなる)
しじる(2) (鳥取の方言)
煮る。 牛肉は焼いてもしじってもまい(牛肉は焼いても煮てもおいしい)
しびがわりー (鳥取の方言)
恥ずかしい。きまりが悪い。 ぬすっと猫は、しびがわりげにくらまかいて、逃げたわいな(ぬすっと猫は、悪いことをしたというようすで、逃げていったよ)
しゃつかがない (鳥取の方言)
常識がない。 わの考え方は、ちーとしゃつかがないっちゃ(お前の考え方は、ちょっと常識がないよ)
しゃーまこく (鳥取の方言)
余計なお節介をする。 ひとげのことに、しゃーまこくな(人の家の問題に、余計なお節介をするな)
しょのむ (鳥取の方言)
そねむ。妬(ねた)む。 蔵を建てると、しょのんでなんぞかんぞ言うもんがおっただってなー(蔵を建てると、妬んで何やかやと言う者がいたそうだね)
しょーやくする (鳥取の方言)
始末する。調理する。 魚を獲ったら、てめーでしょーやくせーよー(魚獲ったら、自分で調理しなさいよ)
じきのまに (鳥取の方言)
直ぐに。間もなく。 こりゃーばらけだけー、じきのまにやむわいや(これは夕立ちだから、間もなく止むよ)
じなくそゆー (鳥取の方言)
無理をいう。片意地を張る。 やつは自分の意見が通らんといって、いっつもじなくそゆってだだをこねる(あの男は、自分の意見通らないといって、いつも片意地張って駄々をこねる)