おさがり(2) (京都の方言)
神仏への供え物を下げたもの。 これ地蔵盆の御下がりやさかい、みなさんでおあがりやす(これは地蔵盆のお供えを下げたものですので、みなさんで召し上がってください)
かく (山口の方言)
髪を櫛でとく。 お風呂からあがったら、髪かいちゃげて(お風呂からあがったら、髪をといてあげなさい)
さいあがる (香川の方言)
調子に乗りすぎる。 いずみのはたで、さいあがっじょったらあむないで(井戸のそばでふざけていたら危ないよ)
ざまくな (広島の方言)
乱雑だ。放埓だ。 ざまくな所でがんすが、あがってつかーさい(乱雑な所でございますが、上がってください)
しくた (三重の方言)
出来損ない。 しくたみたいなはながあがっとったが(出来損ないのような花がお墓にあがっていたわよ)雨の降ったりやんだりを「しくたびより」という。また、一人前でない人を指して「ひとりだけしくたがおるなー」…
じょーり (埼玉の方言)
草(ぞう)履(り)。 ぬかってるとこをじょーりばきだとしりっぱねがあがっちまう(ぬかるんでいる所を草履ばきだと尻まで泥がはねあがってしまう)
〜せー (鹿児島の方言)
〜して。 あがっせー、かたいやはんか(上がって話をしませんか)「〜してから」に当る接続助詞。
だぶとん どーど (大分の方言)
ざぶとんをどうぞ。 さーこっちーあがっちょくれ。だぶとんどーど(さあこっちに上がっておくれ。ざぶとんをどうぞ)高年層で、ザ行・ダ行の混同。
〜つか (兵庫の方言)
(〜して)下さい。 まあこっちゃへきて、あがってつか(まあこっちへ来て、上がって下さい)
てんじょつく (滋賀の方言)
べったりと両手をつく。 あガりとにてんじょついて、謝らはったゲな(戸口にべったり両手をついて、謝罪しなさったそうな)