〜つろー・づろー (高知の方言)
「〜しただろう」の古い言い方。 きにょーわ高岡あたりまでいっつろー(昨日は高岡〈現土佐市〉あたりまで行っただろう)三合ばーは飲んづろー(三合ほどは飲んだだろう)「づろー」はナ行・バ行・マ行の動詞の撥音…
ととしか (佐賀の方言)
不器用。愚図。 あがんととしかもんなーこんにきにゃおらんばんたー(あんなに不器用な者はこのあたりにはいないですよ)
〜ど (鹿児島の方言)
〜よ。 あたやも、しごたすんもしたど(私はもう仕事は済みましたよ)終助詞。
どたま (大阪の方言)
「ど」+「あたま」。〈卑語〉 どたま、どついたろか(頭をなぐってやろうか)
〜に (三重の方言)
〜よ。 またあたんすんのやに(また仕返しの乱暴をするんだよ)勧誘の用法もある。「こいつは横にしましょにこれは横にしましょうよ」。
はいしー (石川の方言)
悔しい。 また宝くじあたらなんだ、はガいしー(また宝くじが当たらなかった、悔しい)加賀南部では「はガい」「はゲー」とも。
はめる (香川の方言)
仲間に入れる。 はしりごくするんやったらあたしもはめてー(かけっこするんだったら私も仲間に入れて)
〜ばし (熊本の方言)
〜なんか。 あたにばし言(い)よんね(あんたになんか言ってはいない)強調。「ばし」は仮定条件・反語文・疑問文・推量文の中で用いられる。
ほや (山形の方言)
電球。 電気切れで暗ぐでだめださげ、あたらすほやつけでくれ(電気が切れて暗くてだめだから、新しい電球をつけてくれ)
ぽーぽい (福島の方言)
あたたかい。 やぎいも、ぽーぽいうぢにあがれ(焼きいも、あたたかいうちに食べなさい)