かじふち (沖縄の方言)
暴風。 かじふちや っんじららん(台風のときは出られない)「風吹き」に対応する語。「台風」に対応する「てーふ」ということばもあるが、比較的新しい。
かたぐ (広島の方言)
〈荷物を一人で〉肩に担ぐ。 材木をかるがるとかたいでいきよる(材木を軽々と担いで行きつつある)
かたた (和歌山の方言)
かたつむり。 かたた、よーさんあるで(かたつむりがたくさんいるよ)
かんぷうかい 【観楓会】 (北海道の方言)
秋に行われる親睦会。 こんどの土曜日、かんぷうかいだべ?(今度の土曜日には、観楓会があるんだろう?)
がおる (山形の方言)
衰弱する。 きょーだば、ごじがんもあるいだはげ、がおってしまった(今日は五時間も歩いたから疲れてしまった)
がだげ (茨城の方言)
お椀一杯分。食事一回分。 そんだげあれば、ひとがだげぶんぐれーあっぺ(それだけあれば食事一回分ぐらいあるだろう)
がっそー (岡山の方言)
髪がぼさぼさであるさま。 あたまーがっそーにして、そてー出な(髪の毛がぼさぼさのまま、外へ出るな)さらにひどい状態を「大がっそー」とも。
がとー・がとーもない (静岡の方言)
大変。たくさん。 がとーにあるでたんとくいな(沢山あるからたくさん食べな)がとーもねー時間かかるに(大変な時間がかかるよ)
がんだめし (千葉の方言)
炊き損ねた、芯のあるご飯。 こりゃーがんだめしだっぺよー(これは芯のあるご飯でしょうよ)
きさんじ (島根の方言)
【出雲】痛快なこと。【石見】気晴らし。 やっぱし、しょーぶは勝たんときさんじにならん(やっぱり、勝負はかたないと面白くない)「かゆいところを搔いてもらう快感」の意もあるらしい。