おあげさん (京都の方言)
油揚げ。 おあげさんとなっぱとたいたらおいしおす(油揚げと葉野菜と煮たらおいしいです)「あげおかべ」「おいなりさん」とも。
おがまんばとーせん (佐賀の方言)
カマキリ(蟷螂)。 おじしゃん、こがんふとかおがまんばとーせんのおったとん、こーちよかね(おじさん、こんなに大きなカマキリがいたが飼っていい?)
おくもじ (香川の方言)
菜っ葉の漬物。 おくもじ、はよだしていた(菜っ葉の漬物を早く出せ)
おこさま (群馬の方言)
蚕(かいこ)。 このうちはおこさまに借りていたんだよ(この家はお蚕様に借りていたんだよ)
おさんじつ 【お三日】 (東京の方言)
一日(ついたち)・十五日・二十八日をいう。 お三日には赤のご飯をたいた
おしし(ぴっとろ) (愛知の方言)
蜜柑の袋をむいた状態。 おししぴっとろにして食べさせよか(蜜柑の袋をむいて食べさせようか)主に幼子にいう。
おたぐらかく (和歌山の方言)
あぐらをかく。 女の子は、おたぐらかいたらあかん(女の子はあぐらをかいてはいけない)
おっとろし (長崎の方言)
おや、まあ。驚いたときに言う。 おっとろし。どっかでふとか地震のあったごたっ(おや、まあ。どこかで大きい地震が起きたようだ)あきれたような気分が入ることも多い。形容詞はおとろしか。
おどける (長野の方言)
おどろく。 ああ、おどけた(ああ、おどろいた)
おどける (愛知の方言)
驚く。 ゆーべはひでーかぜがふいておどけたのん(夕べはひどい風が吹いて驚いたね)