あんじだす (宮城の方言)
思い出す。 さぇふ、どごさほろったがおぢづいであんじだしてみさえ(財布をどこに落としたのか落ち着いて思い出してごらんなさい)
あんもー (静岡の方言)
餅。 正月にゃーあんもー焼いて食ったっけなー(正月には餅を焼いて食べたっけなあ)
いきなりだ (神奈川の方言)
なげやりだ。 でーじなもん、いきなりにしといちゃー、いけねーよ(大切な物をなげやりに放り出しておいてはいけないよ)
いこら (三重の方言)
行こうよ。 えーいこら、いこら(家へ行こう、行こう)「いこらい」「いこれ」とも。「いこ」だけでも勧誘になるが、「ら」や「れ」がついて誘いの表現に決まる。
いさばや (宮城の方言)
行商の魚屋。 いさばやさん、イワシ少しまげでけさいん(魚屋さん、鰯を少し値引いてください)古語「いそば(五十集)」から。
いじっかしー (石川の方言)
うっとうしい。うるさい。 あー、いじっかしーなー、くっついてくんなま(ああ、うっとうしいな、くっついてくるなよ)「いじくらしー」とも。
いじやく (長野の方言)
じれて怒る。 まあず、いじやいて、いじやいて、こまった(まったく、じれて怒って、困った)
いずまかす (岐阜の方言)
あぐらをかく。 まあ、うちのつもりで、いずまかしとくれ(まあ、自分の家のつもりで、あぐらをかいて下さい)
いっせつ (滋賀の方言)
いつも。 いっせつありゃこりゃばっかりしてて、わやなこっちゃ(いつもあべこべばかりしていて、拙(まず)いことだ)
いつも (滋賀の方言)
妹。 いつもの婿は、ぎっとかいては、いやらせん(妹の婿は、あぐらかいては、いらっしゃらない)