およずく(2) (愛知の方言)
ためらう。よろける。 およずいとらんとやれ(ためらっていないで勇気を出してやりなさい)石につまずいておよずく(石につまずいてよろける)
おらぶ (宮崎の方言)
叫ぶ。 たんぼでびっきがおらんじょる(たんぼでカエルが鳴いている)
おろこばえ・おろかばえ (香川の方言)
実生。 いつのまにやら、おろかばえがでとるぜ(種をまいてないのに木〈野菜〉が生えている)
おんぼ (高知の方言)
おんぶ。〈幼児語〉 ゆーことききよったら、あとでおんぼしちゃうきね(言うことを聞いていたら後でおんぶしてやるからね)
おんぼらと (島根の方言)
おだやかな。 おんぼらとした、えー天気だわのー(穏やかな良い天気ですね)「ほんわかとおだやか」の意で人柄についても言う。
おーどな (石川の方言)
大げさな。大ざっぱな。荒っぽい。 そんなおーどなことせんといて(そんな大げさなことをしないでおいて)
おーばかる (愛知の方言)
広く陣取る。 荷物をいっぺぁー横におぇーて、おーばかってござる(荷物を一杯横に置いて、自分一人で広く陣取っている)
おーばんで (鳥取の方言)
平気で。公然と。当然のごとく。 よそげの屋敷をじょーじゅーおーばんで歩いて行くやつがいる(よその家の屋敷のなかをいつも当たり前のように歩いて行く男がいる)「おーびらに」とも。
かいちゃ (福島の方言)
裏返し。 セーターかいちゃに着てで、しょーしがった(セーターを裏返しに着ていて、恥ずかしかった)「けーちゃ」とも。
かいとまわり (奈良の方言)
〈へび〉青大将。 かいとまわりは家の主やで殺さんときや(青大将は家の主なので、殺さないようにね)奈良では集落のなかがいくつかの垣内(かいと)と呼ばれる小区画に分かれていて、青大将はこの垣内をまわると言…